どれだけお金を持ったって、不思議なもので身の丈以上の部分は何かしらで無くなっていきます。
大抵、恋愛かギャンブルか見栄です。
この3つは底がないですから。
悪銭身につかずというのはこういう事をいうんじゃないかというくらい面白く、本当に一時的にお金持ちになったりしても、なくなるんですね。
お金っていうのは、本当に良く出来てると思います。
お金というのは魅力的すぎるので恐ろしいものだと思います。
お金が必要ないっていう人もいますが、結局、そういう人は大抵お金におびえてるのです。
お金が魅力的すぎるから怖いんです。お金持ちになってしまうのが嫌なんです。
そういう人間になるのを生理的に避けているんだと思います。
要するにお金持ちになるっていうのは、恐ろしい事なんです。
我儘があらゆる面で通ってしまうので、どんどん孤独になっていきます。
孤独になってその寂しさを埋めるときに、恋愛、ギャンブル、見栄っていうのは凄く単純なんですね。
お金をただ使えば埋まりますから。
でもそれは寂しさの根っこを抜いている訳ではありません。あくまでも上の方にある葉っぱをただ刈り取っているだけで、また寂しさは襲ってきます。
その寂しさは1回目より強く、その寂しさを埋めるために更に過激なものを求めるようになる。
それがどんどん積み重なっていって、結局遅かれ早かれ破滅する訳ですね。
恐ろしいお金の力。
そして破滅しても…刺激は強いのに慣れてしまっているから…想像するに恐ろしい事になってしまう訳です。
この地獄のループにハマらない様にするためにはどうするか。
自分の器をでかくしなければなりません。
お金っていうのは中に入っている液体みたいなものです。
普通の人だとあふれてしまう量を入れたかったら、器自体を変えていくしかありません。
立派な人間になる事。
これが本当の意味でのお金持ちになるという事とほぼイコールになってしまうのは、なんだか皮肉に感じます。
いつか大きい器の人間になりたいものです。
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