ニャンニャン写真 後戯 人間椅子
ニャンニャン写真(ニャンニャンしゃしん)
性行為中またはその前後を容易に想像される場面が写されたプライベートな写真。
当事者の同意のもとで、カップルの記念写真として撮影されることが多い。女性の顔が容易に確認できることが基本である。二人(または男性)は写真を見ながら、当時のことを思い出しながら余韻に浸る。通常の記念写真と違って、当事者しか閲覧しないという意味で秘匿性が高い。中には相手男性がごく親しい友人に対して、ある女性と性行為したことを自慢するために、見せびらかすこともある。
当事者の同意なく撮影された場合はのぞき趣味の単なる盗撮であり、ニャンニャン写真とは呼ばない。また、金銭を対価として同様の場面を撮影された写真はポルノ写真であり、芸術的な目的で撮影された場合は芸術写真であって、ニャンニャン写真とは異なる。
ただしニャンニャン写真が話題になるのは、盗難や漏洩や当事者間のトラブルなどによって、写真が外部に流出したときである。その場合、覗き趣味の餌食になったり社会的糾弾の的になることさえある。
ニャンニャン写真という言葉が広まったのは、1983年(昭和58年)高部知子のプライベート写真が写真週刊誌に掲載された事件(ニャンニャン事件)がきっかけである。
これは「ベッドで二人仲良くニャンニャンしちゃった後の、一服」している写真が写真週刊誌『FOCUS』に掲載された事件。
一時は専門の投稿写真雑誌、『投稿ニャンニャン写真』(サン出版)などが発売されるなど流行語となった。『ブブカ』の投稿写真は度々話題を呼んだ。デジタルカメラの普及と共に、画像ファイルの流出による事件も頻発している。コンピュータウイルスに感染したパソコンからP2P技術を使ったソフトウェア(Winnyなど)を介して画像が流出したり、交際相手の男性が雑誌編集部に持ち込むなどして、外部に知られることがある。
清純なことを売り出している女性タレントのニャンニャン写真が外部流出した場合、女性タレントのその後の芸能活動に支障を来たすこともある。実際に路線転換や引退を余儀なくされた者もいる他、名誉毀損を訴えて法的手段に出たケースもある。
後戯(こうぎ)
性行為に絡む一連の行動の一つで、性交の後に行われる行為全般を指している。前戯は体に対する愛撫だが、後戯は精神的充足を得ることができる。
前戯は性交に先立って行われる行為であるが、後戯は性交の後に行われる。この行動は、コミュニケーション手段の一つとして性交渉を行うヒトに特有の行動であると思われ、他の動物に於いては、これに類似する行動様式は聞かれない。ヒトと同様、性行為に社会的コミュニケーションの役割が大きいボノボですら、この行為は確認されていない。[1]本項に於いては、主に人間の性交渉に関して述べる。
後戯は、前戯に比べて性的興奮を目的とした各種媒体(ビデオ・小説など)に描かれることが少ないため、意識して行われる事例は比較的少ないとされている。相思相愛の間柄では、無意識の愛撫によって、後戯に該当する行為が成されているものと見られ、それらは往々にして恋愛体験の一環にて語られている。その一方で、後戯が無いばかりに、性交渉に於いて気分を損ねるケースも見られるため、「行った方がいい」行動様式とされる。
特に性行為がマンネリ化して飽き飽きしていたり満足とほど遠い義務的な行為に終始している場合には、後戯をする事で性行為に続く日常生活にも好影響を与え、マンネリ傾向を打破する効果が期待できる。
前戯(ぜんぎ)、性技などの頁参照。
人間椅子(にんげんいす)
BDSMプレイのうちポゼッションプレイのひとつでマゾヒストを家具、もしくは道具のように扱うプレイ。ポゼッションは所有物のことである。
実は正確な分類名はまだ無い。放置プレイや羞恥プレイの一種とも考えられるが、このプレイはいかに相手の人格を剥奪し、モノとして扱うかを追求したプレイである。マゾヒストに快楽や苦痛を与えるのではなく、単なる家具や置物、はては道具として用いることを主眼においている。1990年代頃からのSMプレイの隆盛にともなって生まれたより過激なシチュエーションを求める商業主義的な産物とも言える。多くは小説やコミック、イラストなどの空想上の産物だったが、それを実現するマニアがわずかながら存在している。
人間便器・もっとも有名でありもっとも空想的なポゼッションプレイ。服従的な相手を拘束し、文字通り大小便を口で処理する便器として用いる。拷問に属する行為であり、スカトロジストのようにそれを好む性癖が無い場合、苦痛以外の何物でもない。実際に行なえば肉体および精神に変調をきたす可能性が高い。人間の尿は健康な場合雑菌はいないために飲むことは不可能ではないが塩分濃度などが高いためにそれだけ飲用していると健康に害を与える可能性が高い。また便は雑菌(大腸菌など)が残留しやすいために病気になる恐れは高い。
人間椅子・服従的な相手を椅子として扱う。永続的に拘束し椅子としてだけ用いる場合と、前述のように普段は召使として用い、必要に応じて椅子にする方法がある。また、単なる四つんばいで背中に座るだけではなく、キャスター付きの拘束台などを用いてより快適に座れるように相手を拘束する方法もある(服従的な相手の脚部が背もたれ、胸部が座部となる)。椅子としての体裁を保つために外側に装飾を施し、まったく人間椅子とはわからないようにする発想もある。圧迫系に属するものとしてソファーのマットレスをくりぬき中にマゾヒストを仕込むというものもある。
人間燭台または人間照明・プレイの中でマゾヒストの肉体に直接ろうそくを立てた場合にそう揶揄することもあるが、この場合はまさに食卓や廊下に飾る燭台、もしくは照明として用いる。食卓に飾る場合はコンパクトに拘束し、廊下や部屋に置く場合は丈夫なスタンドにくくりつけ、ろうそく(電飾)を施す。場合によってはシャンデリア状の部品を配し、天井から吊るす人間シャンデリアとすることもある。
人間ベッド・圧迫系プレイなどと関連。
箱詰め・輸送。木箱に詰め、貨物として送ることを指す。ポゼッションとしては究極であり、露見した場合は犯罪以外の何物でもない。木箱の中にはウレタンフォームを詰め、体温を奪われないようにラバースーツに包んだマゾヒストを入れる。実際に発送することはまず不可能だが、箱詰めにしてトラックで数時間ひっぱりまわすこともできる。バリエーションとして大型スーツケースに詰め込んで持ち歩くという方法がある。こちらの場合は比較的実現可能である。
壁面装飾・かつての城や屋敷には美しいレリーフが存在していた。容姿の美しいマゾヒストであれば壁面に拘束して埋め込んで装飾とすることが出来る。
人間車・巨大な三輪車のような自転車の前輪にマゾヒストを拘束の上固定してこがせるもの。後部に座席を設ければ口頭の指示だけで動く便利な交通機関となる。
人間エンブレム・自動車のフロント、もしくはリアに拘束したマゾヒストをあたかもエンブレムのように飾る。
人間花瓶・女性の性器や肛門、口などを花瓶の口に見たてて華を挿して飾る。
などがある。