鶯谷 ハッテン場 テレクラ
鶯谷
JR山手線駅名。東京都台東区の町名。
かつては歓楽街、ホテル街、風俗街、とくに韓国人出張風俗、熟女店、エステ(外国人を含む)、などとして知られている。
西側の細かい道にホテルが密集している。
また、日本一のソープランド街である『吉原(別項解説)』の最寄りJR駅のため北口からタクシー、もしくは送迎車によるソープ嬢の送り迎えが見られる。
2016年度の1日平均乗車人員は24,611人である。山手線の駅の中では最も少ない。
ハッテン場
男性同性愛者の出会いの場所である。発展場と表現されることもある。英語圏では日本でいう発展行為のことを「Cruising」、豪州では「Gay beat」という。
かつて、夜の公園は「アベック」と呼ばれる男女のカップルが愛を育む場所として知られていたが「発展場」はそのゲイ版である。
かつては男性同性愛者にとって出会いの場は殆どなく、ゲイバーといわれる店はあっても女装男性が異性愛者に接客するバーが全国に数店舗ある程度だった。そのためゲイ男性にとっては「出会いの場所」が必要とされ、自ずと発展場ができていったとされる。
語源は女性関係や酒場などでの交友関係が広く盛んな人を指して「発展家(はってんか)」と指すがこれが転じたものと考えられている。
古くは江戸時代の『陰間茶屋』、昭和高度成長期『淫乱宿(淫乱旅館)』などと呼ばれ宿屋形式を取ることもあった。現在はサウナ形式を取る場合が多い。
テレクラ(テレホンクラブ)
電話を介して女性との会話を斡旋する店。個室で女性から店に電話がかかってくるのを待ち、その女性との会話を楽しむもの。
1985年の風俗営業法改正後に最古店がオープン(新宿「アトリエキーホール」、「東京12チャンネル」と諸説ある)
90年代に入りポケベルから携帯電話に代わるまで(ブルセラ、援助交際台頭まで)個人売春の温床となった。
宮台真司は多摩地域のテレクラの状況を調査して、近年の若者の状況を社会学的に考察した。