エステやマッサージ店の良い意味での曖昧さ

今抜きのないメンズエステみたいな業態の店が凄く沢山ありますね。

 

僕の知り合いでも自分で経営している方もいます。

 

男性じゃなく女性がマッサージしてくれる場合がほとんどです。

行く男性にしても働く女性にしても「マッサージ」という言い訳があるっていうのは便利なものです。

女性のお客さんも多いと聞くので言い訳という言い方をするのもどうかと思いますが、結局男性はキャバクラ感覚でいっている部分も絶対にありますし、施術側の女性も売る側の店もキャバクラ感覚ってありますので、一概に絶対に違うという風には言い切れないのではないでしょうか?

そこの部分を利用しないと店が成り立たないですからね。

 

一時期耳かき店とかそういう良い中途半端さが流行した時代がありましたが結局この温度感に落ち着いたって感じですね。

女性もマッサージっていう大義名分をもって仕事に向き合えますしね。
体裁って重要です。

 

 

この前、そんな話をよくいく按摩の店でしていたら興味深い話を教えてくれました。

 

人に按摩するというのは本来あんまさん(視覚障害者の盲人)のお仕事だったそうです。
ブラックジャックにも盲人の針治療のスペシャリストとか出てきますけど、本当にそうだったって現実を改めて知りました。
そういった学校を出て免許がないと按摩は本来してはいけない(最高裁の判断で資格がなくてもマッサージの店とかは営業するのはOKではあるそうですが)そうです。

視覚障害者の盲人達の利権問題みたいなもので、簡単に資格のとれる学校とかが出来ない様にしていたみたいなんです。
盲人に按摩をやらせてた時代があって、それがだんだん変化してきて、盲人が健常者に按摩をやらせない時代になってしまったって事みたいです。

なんか去年あたり法律がやっと改正されて、これからどんどんそういった学校が出来てくるって僕が聞いた先生は言っていました。

 

指圧とか凄いニーズあるのに全然学校がないのはそういった理由だそうです。

 

そういった理由から曖昧になっている按摩、ざっくりいうとマッサージという文化がこういった形で市場を形成していくのは面白いですね。

 

出雲阿国がスケベ踊りで歌舞伎を作って、風俗が乱れるからって理由で規制規制で、今のおっさんメインの伝統芸能としての歌舞伎が出来上がったという話があります。

 

それと同じような事が今のメンズエステという文化から出てきたら面白いなと思います。

ここからまた新しく規制規制で簡単に仕事としてマッサージする事が出来なくなっちゃったりして、業界の施術水準が上がり、下手な店が淘汰されていったらそれはそれでいい事なのかもしれません。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です