本番の境界線

ヴァージンループというオナホが凄かったんだ、という話を昨日セリナに話したら、どんどん話が飛躍して『どこからが本番なのか』という哲学的な問題に発展した。

男性器を女性器の中に入れる行為は現在の風俗産業ではアダルトビデオとソープランド、ちょんの間にしか許されていない。

アダルトビデオは一応モザイクをかけている事で、「本当はやってないんです」や、「芸術作品なんです、表現の自由じゃないですか」という言い訳がある。

ソープやちょんの間では「サウナなんで風呂入って行って下さい、中に女性いるかもしれないんでいい出会いあるといいんですね」や、「ここ小料理屋なんです。恋に発展するかどうかはお客さん次第なんで…」的な言い訳がある。

警察とそういった団体の暗黙の了解というやつだ。

 

デリヘルはそんな言い訳は許されていない。

本番行為をしたら即、捕まる。

 

しかし、その本番行為の境界線ははたしてどこなのか。

 

昨日の日記に書いたようにヴァージンループというオナホはすでにセックスより気持ちいいと思ってしまうほどのクオリティに達している。

例えば、お腹のところにヴァージンループを張り付けて疑似セックスみたいにするのはどうか。

それはセーフだろう。

しかし、女性器の中にヴァージンループをいれて、その穴の中に挿入したらどうなんだろうか…。

いささか微妙だ。限りなくアウトに近い。

コンドームもそうだ。

ゴムしてればセックスじゃない。粘膜あたっていないんだから。といえば正しくも聞こえるがゴムをつけようがつけまいがセックスはセックスだ。ゴムをつけたセックスはセックスとしてカウントしないというのであれば、世の中には童貞と定義されてしまう男が一気に増えるだろう。

しかし、コンドームに1センチくらいの厚みがあったらどうだろう。むしろバイブの中にチンコを挿入し、そのバイブを女性器に挿入するという感覚だ。それは気持ちいいのかという疑問はこの際忘れて頂きたい。

うーん、とはいえ、なんとなくダメな気がする。

しかし、牛肉を使った生ユッケは外側をボイルすれば提供していいとされている。その理屈でいけば外側はちゃんと処理している訳だから、中身は許して頂けるのではないだろうか?

 

 

ちなみにセックスはしてはいけないのにAFはデリヘルでも認められている。AFの方がよほど不健全な様な気もするが、まぁそういう理屈ではないのだろう。AFで子どもは出来ないし。

しかし、世の中の同性愛者と言われる人にとってはAFが、我々がセックスとして位置付けているものと同じ所にあるはずだ。

だったらウリ専でのAFを容認している今のルールは非常に差別的なのではないだろうか。

セクシャルマイノリティとされる人々の人権が色々と議論されている現代社会に、私は、風俗における本番行為の境界線という視点から警鐘を鳴らしたい。

 

だれか政治家に立候補してデリヘルでも本番行為を認めてもらえるように頑張って頂きたい。

その際には高樹沙耶のような事にだけにはならないように、ご自身の身辺に後ろめたい事がないように最新の注意を払って頂きたい。


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